
腰がすわっていない赤ちゃん、椅子もないけどどうやって食べさせたらいいの?
離乳食開始と言われる生後5~6か月頃。この時期ってほとんどの赤ちゃんが腰座っていません。
「ハイローチェアやバウンサーも持ってないし買うべき?」と悩んだら買う前に抱っこで食べさせてみてください。



食べさせやすい抱っこの体勢を3パターン紹介します!
- 腰すわり前の離乳食の食べさせ方
- 抱っこで食べさせるときのポイント
- 抱っこで暴れる、のけぞる対策
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腰すわり前の離乳食は親の抱っこが基本!食べさせ方3選
実は離乳食専用の椅子って腰すわり前は使えません。
(「使用対象は腰すわり後から」としているメーカーがほとんど)
腰すわり前の離乳食に使える椅子としてハイローチェアやバウンサー、バンボがありますが、持っていないまたは食べさせにくかった。と言う人は親の抱っこを試してみてください。



離乳食教室で「まずは親の抱っこで食べさせてみましょう」と言うほどキホンの食べさせ方なんです。
実際に腰すわり前の我が子で試した、食べさせやすい親の抱っこの体勢を3パターン紹介します。
横向き抱っこ!両手ホールドで食べさせやすい!


親の膝の上に横抱っこする。これは離乳食教室でもよく指導する基本の姿勢です。
横抱っこなら赤ちゃんの顔が見えるので食べさせやすいし、角度も自分で調整しやすい!
- 赤ちゃんの右手を親の背中にまわしてホールド!
- 左手を親の左手でキャッチ!
こうすればバタバタ動く赤ちゃんの手にジャマされることなく食べさせることができます。



固定されるのを嫌がったとしても、被害は左手だけですみます!
「よく動いて落下が心配な場合は床」、「慣れてきたらダイニングチェアでも可」赤ちゃんの状況に合わせて食べさせる場所を変えてみましょう。
対面座り!お顔が良く見える!


実は我が子「横向き抱っこ=ミルク」と思い込んでいるようで嫌がる日もありました。
そんな日に編み出したのが、対面座り!
- 親がお山すわりをして、赤ちゃんと対面に
- 赤ちゃんの右手を押さえながら食べさせる
赤ちゃんが前のめりや左右に落ちないように気を付ける必要もありますが、食べさせやすい体勢の一つでした。



ママはソファにもたれると、脚の角度が調整しやすくラクです!
片足抱っこ!ママと密着して安心感あり


機嫌が悪いときに有効だったのが、ママと密着する方法!安心するので食べてくれやすかったです。
- 親の片足に縦抱っこして、密着し、食べさせます。
- 赤ちゃんの右手は、親の背中に回してホールド!



片手だけで赤ちゃんを支えるので、長時間はキツイのですが、赤ちゃんが不機嫌なときに試してみてください
難しい!離乳食を抱っこで食べさせると暴れる、のけぞる対策
「抱っこで食べさせようとすると、のけぞったり暴れてうまくいかない!」という悩みもよく聞きます。
赤ちゃんが離乳食の時にぐずった原因の確認方法
赤ちゃんが落ち着かない原因は、さまざまなので一つずつ見直してみましょう。
- 姿勢がつらい
- 体勢が嫌だ、落ち着かない
- 空腹じゃない
- 不機嫌、寝不足
- 体調が悪い
- お腹がすきすぎて慣れない離乳食じゃなく母乳やミルクが欲しい
赤ちゃんが抱っこで暴れる・ぐずる・のけぞるときの対策
- 食事前に少し抱っこで落ち着かせてから始める
- お腹がすきすぎて泣いているときは無理に食べさせない→授乳する
- 横向き抱っこで角度を調整して、赤ちゃんが自然に飲み込みやすい姿勢に
- おもちゃや声かけで気を引きつつ、少しずつ口元に運ぶ
それでも暴れる場合は、一旦お休みして次の授乳の時間に再チャレンジするのもOKです。
無理に食べさせず、親子ともに「食べる=楽しい」と思える離乳食になるといいですね。
抱っこで離乳食はいつまで?抱っこじゃないと食べない時のステップアップ
抱っこでの食事は、腰すわり前や不安定な時期の一時的なサポート手段としてとても有効です。
しかし、毎回抱っこでしか食べなくなると、親の負担が大きくなりますよね。
抱っこでしか食べない時の対策
- 椅子=楽しい場所、と感じられるようにする
- 食べるときだけでなく、遊ぶときにも椅子に座らせる
- 一緒に絵本を読んだり、音楽を聞かせるなど、椅子にいる時間をポジティブに
- まずは“ひと口だけ椅子”ルールでスタート
- 抱っこで少し食べたあと、最後のひと口だけ椅子に座ってもらう
- 毎回その時間を少しずつ延ばしていくことで、徐々に慣れてくれることが多いです
- お手本作戦&ごほうび作戦
- 兄弟やぬいぐるみと一緒に「椅子に座ってるよ〜」とお手本を見せる
- 椅子に座れたらほめたり、終わったあとに好きなおもちゃで遊ばせるなどのごほうびを
無理やりやろうとせず、“今日は1秒でも座れたらOK”くらいの気持ちで進めていくことが成功のカギです。
ステップアップの目安
- 腰すわりのサイン(背中が安定・一人で座れる)が出てきたら、椅子デビューのタイミング
- 初めは数口だけ椅子に座って食べてみる、慣れたら徐々に時間を延ばす
- 椅子に座るのを嫌がる場合は、最初だけ抱っこ → 途中から椅子に切り替える「ハイブリッド方式」も◎



赤ちゃんの機嫌や様子を見ながら、焦らずゆるやかに移行していくことが大切です。
まとめ|腰すわり前の離乳食は抱っこでOK!無理なく楽しく進めよう
離乳食を始める生後5~6か月ごろは、まだ腰がすわっていない赤ちゃんがほとんど。
バウンサーやハイローチェア、バンボなどの椅子がなくても、親の抱っこで十分に離乳食をスタートできます。



赤ちゃんの様子に合わせた体勢で「安全に・楽しく」食べる経験を積んでいきましょう。
また、抱っこでしか食べないクセがついても大丈夫。少しずつ椅子に慣れるステップを取り入れていけば、自然と移行できます。
「食べるって楽しいね」を赤ちゃんと一緒に育てていけますように。
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