辛いママもうすぐ1歳半なのに、スプーンを渡しても結局ぜんぶ手で食べちゃう…。手づかみ食べって、いつまで続くの?このままで大丈夫かな?



大丈夫ですよ!管理栄養士で2児ママの私が、国のガイドの内容をもとに「手づかみ食べはいつまで?」の答えと、スプーンへのゆるい移り方をお話しします。
手づかみ食べが始まったころは「自分で食べてる!」とうれしかったのに、1歳を過ぎても手で食べ続けていると、だんだん心配になってきますよね。
毎食のテーブルや床の片づけも、正直なところ「いつまでこれが続くの…」と思ってしまう日もあるはず。そう思うのは、毎日がんばっている証拠です。
この記事では、手づかみ食べはいつまでなのか、手で食べ続けるときの見方、スプーンへ少しずつ移るための工夫を、管理栄養士の視点でまとめました。食べこぼしても大丈夫な環境づくりとして、わが家で愛用しているビヨンドジュニアのハイチェアの洗えるテーブルカバーや、食後に捨てられる床シートも紹介しています。
- 国のガイドに「何歳までにやめる」という決まりはない
- 1歳〜1歳半ごろは、手づかみで前歯でかじり取り、一口の量を覚える大事な時期
- 手づかみは、スプーンやフォークに慣れていくにつれて自然に減っていくもの
- 「卒業させる」より、手とスプーンの両方を使える食卓にしておくとラク


- 病院勤務10年の管理栄養士2児のママ
- 離乳食ブログ&YouTube運営中
- 離乳食拒否の娘を爆食いにさせた
- ズボラで楽する料理を研究中
手づかみ食べはいつまで?国のガイドに「終わりの年齢」はありません
まずは、離乳食の進め方のもとになっている国のガイドで、手づかみ食べがどう書かれているかを見てみましょう。
9か月ごろに始まり、1歳を過ぎてからが本番
こども家庭庁の「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」では、手づかみ食べは生後9か月ごろから始まり、1歳を過ぎた子どもにとって積極的にさせたい行動とされています。



そして離乳の完了期(生後12〜18か月ごろ)の食べ方については、こう書かれています。
食べ方は、手づかみ食べで前歯で噛み取る練習をして、一口量を覚え、やがて食具を使うようになって、自分で食べる準備をしていく。
出典:こども家庭庁「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」
つまり1歳〜1歳半ごろの手づかみ食べは、ただの「お行儀の悪さ」ではなく、前歯でかじり取って、自分に合う一口の量を覚えるための練習なんです。スプーンやフォーク(食具)は、その練習の先に「やがて」使うようになるもの、という順番で書かれています。
始まる時期にも個人差があるので、9か月を過ぎても手づかみ食べしない子もいます。同じように、ガイドには「何歳になったら手づかみをやめる」という区切りも書かれていません。



手づかみが少しずつ減って、食具が少しずつ増えていく、そんなゆるやかな流れだと考えてくださいね。


| 時期 | 食べ方の目安 |
|---|---|
| 離乳後期(9〜11か月ごろ) | 手づかみ食べが始まるころ。歯ぐきでつぶせるかたさのものを食べる |
| 離乳完了期(12〜18か月ごろ) | 手づかみで前歯でかじり取り、一口の量を覚える。やがてスプーンなどを使うようになる |
| 完了期のあと | 手とスプーン・フォークを使い分けながら、少しずつ食具が増えていく(年齢の決まりはなし) |
「いつ卒業?」より「いつのまにか減っていた」でOK
「〇歳までにスプーンに切り替えなきゃ」と考えると、毎回の食事が練習の時間になって、ママも子どももつかれてしまいます。
手づかみ食べは、ある日ぴたっと終わるものではありません。スプーンで食べられる日もあれば、手のほうが早い日もある。行ったり来たりしながら、気づいたら手で食べる場面が減っていた、くらいの気持ちで見守るのがおすすめです。



手で食べているあいだも、「自分で食べる力」はちゃんと育っています。あせらなくて大丈夫ですよ。


1歳10か月の息子、まだまだメインは手づかみ食べです!
スプーンやフォークを掴むときもありますが、手を使うほうが上手に食べられるので、スプーンは使わせるというより、そばに置いてその子に任せています。


ちなみに3歳手前でもこんな感じで、手づかみはまだあります!
まだ手づかみばかり…と心配になる3つの場面と、その見方
「うちの子、手づかみが長いかも」と気になりやすいのは、こんな場面ではないでしょうか。それぞれ、どう見ればいいかをお話しします。


①スプーンを渡しても、結局手で食べる
スプーンより手のほうが、口まで早く確実に運べます。おなかがすいているときほど、手が出てしまうのは自然なことです。
ガイドの流れでいうと、手づかみで一口の量を覚えている途中かもしれません。



食事と一緒にスプーンを用意しておくことだけ続けていれば十分です。
②スプーンは持つけど、すくわずに振り回す
持っているのに使わないと「わざと?」と思ってしまいますが、スプーンを持つこと自体が新しい経験です。持ってみる・口に運んでみる、と少しずつ段階をふんでいるところだと考えてみてください。
すくうのがむずかしいうちは、ママがスプーンに食べ物をのせて渡してあげると、「口に運ぶ」ところだけ自分でできます。
③食べ物をぐちゃぐちゃにして遊んでしまう


ガイドでは、食べ物をさわったり握ったりすることで、そのかたさや手ざわりを体験し、食べ物への関心につながるとされています。ぐちゃぐちゃにするのも、「これはどんなものかな?」と確かめている一面があります。
とはいえ、遊びが長くなって食べなくなってきたら、「ごちそうさまにしようね」と声をかけて切り上げてもOKです。



毎回きっちり食べさせようとしなくて大丈夫。ママが「今日はここまで」と決めていいんですよ。
手づかみからスプーンへ、ゆるく移る工夫5選
「やめさせる」のではなく、スプーンも使いたくなる食卓にしておくのがポイントです。できそうなものから1つだけ試してみてください。


1. 手づかみ用とスプーン用を、同じ食卓に用意する
スティック状の野菜やおにぎりなど手で持ちやすいものと、ヨーグルトやスープなどスプーンが向いているものを、1回の食事で両方出してみましょう。手もスプーンもどちらもOKにしておくと、子どもが自分で選べます。
2. スプーンに食べ物をのせて渡す
すくうのはまだむずかしくても、のせてもらったスプーンを口に運ぶことはできる子も多いです。「自分でできた!」という小さな成功が、スプーンを使ってみたい気持ちにつながります。
3. 家族も同じ食卓で、スプーンやお箸で食べる
ガイドでも、家族で食卓を囲んで食べる楽しさを味わうことが大切とされています。大人がスプーンやお箸で食べる姿を見せるのは、言葉で教えるよりも伝わりやすい「お手本」になります。
4. 子どもの手に合う、持ちやすいスプーンを選ぶ
大人用に近いスプーンは、小さな手には長くて重たいことがあります。柄が短めでにぎりやすく、口に入る部分が小さめのものだと、口まで運びやすくなります。


わが家では1歳息子も6歳のお姉ちゃんもエジソンママのスプーン&フォークを愛用しています!
持ちやすく、すくいやすい!5年以上使っても丈夫で長持ちです♪
5. 足がつく椅子で、座る姿勢を整える
体がぐらぐらしていると、手先を思うように動かしにくくなります。足の裏がしっかりつく離乳食椅子にすると、上半身が安定して、スプーンを口に運ぶ動きもしやすくなりますよ。



5つ全部やらなくて大丈夫。「今日はスプーンにのせて渡してみよう」くらいの1つで十分です。
手づかみの片づけがしんどい日は「汚れる前提」でラクしよう


手づかみ食べが続くと、いちばん大変なのは毎食の片づけですよね。1歳を過ぎると食べる量も増えて、床に落ちるものも増えがちです。
そんなときは、汚さないようにがんばるより、汚れてもすぐ片づく準備を先にしておくほうがずっとラクです。椅子の下にシートを敷く、袖つきのスタイを使うなど、離乳食の食べこぼし対策グッズを取り入れるだけで、食後の床掃除がぐっと短くなります。



片づけのことを考えると、手づかみをさせるのがおっくうになる日もありますよね。ママパパがしんどくならない環境づくりをしてみましょう♪
こんなときは一度相談してみよう
手づかみ食べが続くこと自体は、心配しすぎなくて大丈夫です。ただ、次のようなことが気になるときは、ひとりで悩まず相談してみてください。
- 食べる量がとても少ない日が続いている、体重がなかなか増えない
- かたまりを飲みこみにくそう、よくむせる
- 食事のたびに強くいやがる日が続いている
相談先は、かかりつけの小児科や、お住まいの市区町村の保健センターなどがあります。1歳6か月児健診も、食べ方のことを聞ける機会です。
まとめ:手づかみ食べに「いつまで」の決まりはない。ゆるく見守ろう
- 国のガイドに「何歳までにやめる」という決まりはない
- 1歳〜1歳半ごろは、手づかみで前歯でかじり取り、一口の量を覚える時期
- スプーンやフォークが増えるにつれて、手づかみは自然に減っていく
- 手もスプーンもOKの食卓にして、できる工夫を1つだけ
次のごはんでは、手で持てるおかずを1品と、スプーン向きのものを1品、並べてみるところから始めてみてくださいね。毎日の片づけがつらいときは、床や椅子の汚れ防止グッズに頼って、ママの手間を減らすのもおすすめです。



手づかみ食べは、子どもが「自分で食べたい」と思えている証拠。いつまでと決めずに、手もスプーンも楽しめる食卓にしていきましょう♪











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